2007年5月アーカイブ

May Day (メーデー)

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本日は「メーデー」ってヤツらしい。
ウィキペディア「メーデー」の項を見て、改めて勉強しました。


ニホンコクに於いては、労働運動を盛んに行った(公立学校)教員が、「ホワイトカラーエグゼンプション」導入の早期実現に成功した。

日本マクドナルドの客は100円で夜を越せるらしいが、その店員は大変そうだ。社員もバイトも。

労働運動が盛んなフランス。私は本年2月に首都パリを訪れた。見学先の美術館はストを敢行してた。観光で身を立ててるクニの「外貨獲得の先鋒」だろうに。そして、かのクニの若者の失業率は高いらしい。


日本ってクニでは、労働者が連まなくなったから、結果的に「安い給料で使われてしまう」のであろう。で、金を持っている輩が相対的に強くなる。政治家や企業トップの間では、盛んに「利権の分配」が行われるノダ。

地球上では祭典「メーデー」の間にも、飢えて死ぬヒト(主に海外)が居たり、飢えていなくても自ら命を絶っちゃったりするヒト(主にこのクニ)が居るのは確かでしょう。
組合運動の衰退は「政治家や企業の意図的な情報配信」が原因のひとつだと思います。生きるのが大変そうなクニに住むヒトの画像を流し、「日本は豊かなのです、だから細かいコト言いなさんな」って「メッセージ」が送られている気がします。

選挙にも行かず、何となくテレビと生活してる「ヒラニホンジン」は「オレは就職できたし、食えるだけ良いか」って思っちゃうハズ。
でも、その諦観を続けてしまうと、アベシンゾーが戦争で使う「捨て駒」を増やすだけになる気もするヨ。

昨今「セカンドライフ」って語句をよく見ます。日経を読んでいるからでしょうか?
彼らは消費の拡大のためには、手段を選びませんから。

私は「セカンドライフ」に、興味を覚えません。それ以前に「オンラインゲーム」ってヤツも関わったことがない。

私はコテコテの「ファミコン世代」なので(1971年1月生まれ)、ゲームとともに成長したのは確かです。
んなワケで「ゲームを通じたコミュニケーション」の基本は「ゲーム作者→私」って「一方通行」が基本だと思ってます。

作者は「完成型」の作品をリリースし、私はそれを消費する。


現在の職業、ヒトと交わらないと「生活」できない。
その「リアルなヒト」達とのやりとりが増えるにつれて、どんどんゲームからは遠ざかる。
僕らはオトナになってゆくよ。


ジャストシステムから、ずいぶん前にメールが届いた。

■■■Just MyShop 「シルバー会員」認定のお知らせ■■■

○○○○ 様

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 *このメールは、Just MyShop にて、「シルバー会員」に認定した
  会員の皆様に、システムより自動配信しています。
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                           2007年04月02日


老化した気がした(実際老化してるけど)。

憲法記念日に寄せて

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今日の午前中にやってた、NHKの『憲法記念日特集 施行60年・いま憲法を問う』って番組を途中まで見た。
舛添なるヒトも、アベシンゾー君には若干困惑気味だということが分かった。

"権力の頂点"とか"最高司令官"みたいな忌むべき存在から、"主権者"である国民を守るために「日本国憲法」は存在しているのだ。
憲法の基本的性質を完全に間違えているアベシンゾー君には困ったものである。しかし、彼が首相になったのも国民の意志の反映であるのだろう。

教育基本法は既に改悪されちゃった。
数ヶ月前に知った、私が感銘を受けた文書があります。この腐れ日記の読者にお知らせします。
なお、立教女学院はキリスト教系の学校であるという下地もあるとは思います。

「教育基本法」改正に対する声明文
http://www.rikkyo.ne.jp/grp/jogakuin/seimeibun.html

アフターダーク 三日月 朝 西

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題名の語句でググり、ヤフってみた。
私の意図した文章は引っかからなかった。なので、記す。

村上春樹の『アフターダーク』って作品を、先ほど読み終えた。
彼の作品のほとんどは読んでいるはずだが、それらと比較してもかなり不思議な作品であった。

文庫本(第3刷)の291ページから引用。

新しい太陽が、新しい光を街に注いでいる。高層ビルのガラスがまぶしく輝いている。空には雲はない。今のところひとかけらの雲も見あたらない。地平線に沿ってスモッグの霞がたなびいているのが見えるだけだ。三日月は白い沈黙の岩塊となり、遠く失われたメッセージとなって、西の空に浮かんでいる。

正真正銘の「三日月」が西の空に見えるのは夕方である。
譲って「新月間近の細い月」だとしても、そいつが見えるのは明け方の東の空だ。

何かの隠喩なのだろうか?


私が良く読む「極東ブログ」にも、この作品の書評があった。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2007/03/post_605b.html
私は「ある愛の詩」って映画も小説も見たことは無い。

で、その書評を読み『ライ麦畑でつかまえて』を思い出した。
主人公ホールデン・コールフィールドは、有名な詩(私は全然知らないが)を勘違いし、"The Catcher in the Rye"になりたいと言う。

「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」を『ノルウェー産の家具』ではなく、『ノルウェイの森』のままにした村上春樹だ。
「細い月」は深夜には出ないし、早朝の西の空にも出ない。
彼はそのことを知っているだろうという気がする。彼の文章が何を比喩しているのか、私には全然分からない。

以上です。

『SNOWFLAKE』 『small planet』

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最近、珍しく写真集なぞを見る機会があった。

ひとつは『スノーフレーク』という翻訳本。
公式サイト(の一部)
Amazon の書評

もうひとつは『small planet』というヤツ。
公式サイト
Amazon の書評

『スノーフレーク』は、職場の同僚(理科教諭)から借りたのである。
「こんな本、見たことありますか? オガワさんなら興味あるかと思って...」と、わざわざ貸していただいたのである。岩石鉱物学を専攻した私でもあるし、雪結晶の顕微鏡写真はとても面白いものだった。雪結晶の微細な構造は、見ていて飽きないものであった。
スキー場などで、空から落ちてくる「六角形の結晶」を見るだけでも結構感動するが、それを拡大すると「とんでもない世界」があることを知った。

『small planet』は、自分で買った。
新聞広告で「実物を撮影しているのに、ミニチュアのように見える写真」を何度か眼にしたことがあり、興味を覚えていた。その写真家の作品集を紀伊國屋書店新宿南店で発見した(ってか、目立つようにディスプレイされてた)ので、2500円(税抜き)も出して買ったのである。作者は本城直季って方で、検索するといろいろ出てくる。


どちらの本も巻末の解説までが勉強になった。
が、『スノーフレーク』の用語解説では「フラクタル」を「フラクタクル」って、間違って記していた。ご愛敬。

ま、私も最初は「フラクタル」ではなく「フラクタクル」で覚えていたケド。
話は変わるが"simulation"は「シミュレーション」であり、「シュミレーション」では無いはずだ。でも、私は最初「シュミレーション」で覚えていたッス。日本語を扱うヒトにありがちな誤読なのだろうか?

世の中には、楽しいソフトがある。
Mitaka
http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/

概要
Mitaka は、国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトで開発している、天文学の様々な観測データや理論的モデルを見るためのソフトウェアです。地球から宇宙の大規模構造までを自由に移動して、宇宙の様々な構造や天体の位置を見ることができます。

国立天文台の公式サイトは何度か訪れたことがあったが、このソフトがあることは知らなかった。
このソフトの存在を知ったのは、NHK学校放送の「理科総合(2006年版)」を三鷹ら(見たから)だった。ビデオを見た際、縣(あがた)センセイのご尊顔、初めて拝見することができた。人の良さそうなオジサンだった。以前に日記を作成した際、「変わった名字だな」ってコトで記憶に残っていたお方である。

で、2週間ほど前だったろうか、そのソフトをダウンロードしてみたのだ。職場のパソコンと、家のパソコンに。
どちらのパソコンも「推奨スペック」に達していないが、一応動いている。

で、「理科総合」のビデオの中では、縣センセイがプレステの「ワイヤレスコントローラー」を用いて、Mitaka を操っていた。その際は、プレステのコントローラーを「特別に設定して使用」ているのだろうと、勝手に予想していた。私と一緒に理科総合を担当している20代半ばのNセンセもゲーマーだそうで、予習としてビデオを見た際、プレステのコントローラーが使われていることに気づいたそうだ。なお、彼も私と同じくエースコンバットが好きらしいコトも判明した。

本日、改めて Mitaka のマニュアルを読んでいて、ビックリした。

2.1 ゲーム機用コントローラ(パッド)での操作について
Mitaka では、ゲーム機用コントローラを使用しての操作もできます。現在のバージョンで標準で対応しているのは、以下の組み合わせです。
-------------------------------------------
コントローラSony 製Play Station 用DualShock
USB 変換器ELECOM 製JC-PS201USV
-------------------------------------------

突如として燃え上がる、物欲の炎。

ここ数年、パソコンの周辺機器売り場を訪れたトキ、「プレステのコントローラー変換コネクタ」を買おうかどうしようか、迷っては止めていたのだ。大体、パソコンではアクションゲームをすることはほとんど無いし。最近真面目にやったパソコンのアクションゲームっていうと"DOOM II"だろうか? インターネットが流行する遙か昔、10年ほど前のことだ。

そして、仕事をしつつ、あるいは教室や理科室付近のメンテナンスをしつつ、考えた。

別に、パソコンのキーボードで操作すれば良いんだよなぁ...

徐々に物欲の炎は消えていった。私も大人になったものだ。

技術の進歩と対峙する馬鹿ひとり

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私は通勤に「Suica の定期券」を使っている。
今朝、職場の最寄り駅で自動改札を出たら、Suica の中に「チャージ」してあったお金が290円ほど「さっ引かれた」コトに気が付いた。

…???
最初は「定期券のデータ」か「自動改札機そのもの」が壊れたのだと認識した。が、数秒後に気づいた。定期券の更新(継続)を忘れていたことに。今の家に住み始めてから、2年半が経過したことに気づかされた。私が馬鹿なだけでした。


もし、私の使っているのが、ちょっと昔の主流だった「磁気カードの定期券」だったならば、自宅近くの駅に入る段階で弾かれたことだろう。「この定期は切れています」ってメッセージ(というか、軽いプラスチック?板による入場拒否)に気づいたはずだ。
変に定期券が高級化されたため、そしてその中に前払いで電車賃を「チャージ」していたため、必要ない金を290円ばかし使ってしまったのだった。


そういえば、ずいぶん前から「定期券の期限」が自動改札の液晶に表示されていたっけなぁ…

昨日、「プログラミング・情報教育研究会」略して「プ会」に参加させて頂いた。

ほとんどの方が初対面だったのだが、ブログ等は以前から拝見している場合が多かった。
サイト名の50音順で「小リンク集」を作成してみます。


同僚のセンセです、改めてリンク。いつもお世話になっております。昨日は津久井先生よりもずっとマニアックな方々を拝見しました。「世界は広いなぁ」って思ったのでした。
情報科教員MTのBlog

東京都高等学校情報教育研究会(都高情研)の研究大会で、初めてお顔を拝見しました。私は小原先生(とそのブログ)を知っていましたが、小原先生は私を知らない(知らなかった)ことと思われます。
情報科作業日誌

主催(のお一人)である辰己先生は、Web 上の写真より、現物の方が明らかにかっこいいと思ったのでした。私の主観ですが。
辰己丈夫の研究雑報

やはり都高情研の研究大会で初めてお会いしました。その研究大会では、田崎先生にしてみれば、私は単なる聴衆の一人だったと思われます。
ネタ帳@教科「情報」

やはりやはり、都高情研の研究大会で初めてお会いしました。やはりやはりやはり、私は単なる聴衆の一人だったと思われます。先ほど知ったのですが、日本UNIXユーザ会などに関わっていらっしゃったのですねぇ... すごい。
NOSHIRO Shigeo Page

私の腐れ日記から、何度かリンクさせて頂いたコトがあったのですが、ご本人には初めてお会いしました。声援ありがとうございます。
Yansen 教科情報 BLOG


昨晩、私が懇親会の会場から早めに退出しようとしたトキ、辰己先生から「(もっと)絡んでくださいね」と言われたので、私なりに絡んでみました。

私が「トラックバック」というヤツをやらない理由は、以下のリンク先をご覧ください。m(_ _)m
ありおり。(日記): 検索結果


で、研究会そのものでは「高校でのプログラミング教育」と「大学でのプログラミング教育」の実践例を教えて頂きました。

以下は感想。

・授業で使うコンピューターが、「LinuxとWindowsのデュアルブート環境」となっている高校があるなんて、すげーなー。
・私は「コンピュータサイエンス」なる分野の知識が大幅に欠落しているようだ。
・やっぱり、プログラミングを教える先生は、プログラミングがホントに好きなのだなぁ...

私は私で、自分らしさを追求していこうと思った次第でございます。

先日、「宇宙図」が届いた。
http://www.nao.ac.jp/study/uchuzu/
存在は知っていたのです。「うちの学校には来ないのかなぁ...」って思っていたのだった。

本日、しみじみ端から端まで読んでみた(試験問題作れよ...)。良くできている印刷物です、ホントに。「しずく形」という概念は初耳(?)でした。

で、その印刷物を見ていて思い出したのが、「ゲノムマップ」であり「一家に1枚周期表」でした。
で、検索して知りました。出所は同じらしいことに。それは以下のサイト。

科学技術週間

ここには過去の「一家に1枚シリーズ」の pdf が存在しています。理科室に掲示してある上記3枚のポスターが破損してしまっても、職場の大判プリンタ(B0オーバー対応:エプソンのPX-9000)で印刷できるワケです。何となく安心。
コンピュータサイエンス分野の知識は少ないが、「宇宙図」についてだったら、生徒に何か質問されても一通り答えることができそうな気がする。

planets_space.jpg
廊下の掲示板に貼り付けてある「ニュートンのカレンダー」と「宇宙図」

部屋と黒板と私

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2007年度になり、明らかに減ったシゴトがある。
それは「中途半端な長さのチョーク処理」である。

昨年度は高校2年を、本年度は高校3年のクラス担任をしている。当然、ホームルームを行う教室がある。放課後には生徒と一緒に教室掃除をする。

昨年度の最初、黒板の整備をしていて気付いた。「この教室で授業をする教員の中に、"チョーク放流主義者"が居るな」って。

"チョーク放流主義者"ってコトバは、今思いついた。私は"チョーク現地調達主義者"である。


私は職員室から授業に向かう際、チョークを一切持っていかない。授業をする教室に放置してあるチョークを適当に使うのである。
ヒトによっては、自分のチョークケースを持っていて、授業にそれを持参する方もいる。それもひとつのポリシーだろう。

私が理解できない存在(あれは"人種"といっても差し支えないだろう)に、「授業に向かう時、ほとんど毎回新品のチョークを持参する」というグループがある。

授業の際、確かに新品のチョークを使う方が、書き心地がよいだろう。しかし彼らは、その使用済みチョークを、授業を行った教室に"放流"するのである。昨年度、私はいったいどれだけ「少しだけ減ったチョーク」を回収したことだろうか。使用前のチョークの長さを"100"とすれば、およそ"80"くらいのチョークである。自分が使ったチョークは、自分で回収して欲しい。
年度途中、どう頑張ってもホームルーム教室では「"80"チョーク」を使い切れなくなってきた。結局、職員室の「"100"チョーク」置き場に上記「"80"チョーク」を再放流することとなった。特に苦情を聞いたことは無かった。


ああいう行動(チョーク放流)を取れるヒトってのは、「想像力に欠けてる」んじゃないかと思うのです。自分が使った後のチョークがどうなるか、考えていないのでしょう。
この"チョーク放流主義者"って、「飲み終わった紙パック飲料の容器を、道ばたに止めている自転車の荷物カゴに放り込む人達」に近いような気がします。ところで今気付いたが、そういう"ゴミ放流主義者"ってのは、"放置自転車撲滅活動家"なのかも知れないですね。駅前に自転車を放置しているヒトに鉄槌を下しているのカモ。しかし、それが本当ならば、「ひとつの自転車のカゴに、山ほどゴミが投入されてる」って現象はあり得ないですね。やはり彼らは単なる「自分勝手なヒト達」なのでしょう。


このコトをこの場所に書いて、何がどうなるワケでも無い。が、このネタはいつか書こうとも思っていた。
何故なら、このコトは職場全体に伝えるような内容で無く、職場の誰かに喋るほどでも無いからだ。飲み会の際、誰かに喋ったことはあるかも知れないケド。
何しろ、本年度は私のホームルーム教室でのストレスがひとつ減るとともに、その原因(の人種)は私から遠ざかったことも確からしいので、ここに記してみました。


"チョーク現地調達主義者"の私も、時々困難に遭遇するのですよ。自分がチョークを運ばないので、チョーク減少の危機に見舞われるコトがある。また、ごく稀に複数色のチョークを使いたくなった場合、それらが見あたらなかったりします。生物の遺伝分野あたりでは、色を用いて4種類の形質("丸黄・丸緑・しわ黄・しわ緑"みたいなトコロ)を区別したいときもあったりするので。
ま、普段の授業では、誰かが教室へ運んでくれたチョークの「成れの果て」である、チビた白いチョークと黄色いチョークしか使いません。そして時々、爪で黒板を引っ掻く羽目になり、何とも言えない周波数の音波で、眠りかけていた生徒を起こすのです。

てっつい

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今朝、西日暮里駅前の交差点で、鉄槌が下されるのを見た。


その人は、地下鉄の出口に放置されていた空のペットボトルを、放置されていた自転車のかごに放り込んだ。私の目の前で。

そのペットボトルも、自転車も、彼の持ち物ではないのは明らかだった。
何故なら、彼は荒川区に支給されたであろうベストを着用した「放置自転車を整理するオッチャン」だったからだ。

これは実話である。

ここにあるのは2007年5月に書かれた日記です。

前のアーカイブは2007年4月です。

次のアーカイブは2007年6月です。

最近の日記はこちらで見られます。過去に書かれたものはアーカイブで見られます。