最近、職場では龍井茶(ろんじんちゃ)を飲んでいる。
「ろんじんちゃ」を最初に意識して飲んだのは、自宅に放置してあった「五級品」であった。画像の茶と同じブランド、杭州獅峰茶叶有限公司の品である。
日本の茶は濾し器付き急須などで茶碗に注ぎ、そいつを頂く場合が多い。
中国では、容器に「お茶っ葉」を入れ、そこに水なり湯なりを注ぎ、放置した後にそのまま飲む場合が多い。私も中国式に、器に葉っぱを入れたらば、そこに湯を注いで飲んでいる。浮いている葉は、数分も経てばあらかた沈んでいく。それでも浮いている葉っぱに対しては、息を吹きかけるのである。口元から遠ざけ、飲み込まないように。
中国でタクシーに乗ると、ドライバーの座席の後ろには、ガラス容器やPETボトルを見ることが多い。そこには茶葉と水が入っているのである。
日本の茶はすぐに「出涸らし」になってしまうが、中国の茶は「粘り腰」である(らしい)。何度か湯を注ぎ足しても、それなりに味と香りが出てくる。
今飲んでいるのは「貳(2)級品」である。最初に飲んだ時は「さすがに五級とは違うわ!」って思った。特に香りが違う。しかし、最近は2級の味と香りにも慣れてしまった。
幸せを幸せと感じられなくなるのは悲しいことであるが、それがヒトの正常な感覚、つまりは「慣れ」というものなのだろう。
なお、龍井茶でググってみたら、私がお気に入りのブログ「極東ブログ」が、かなり先頭の方に現れた。
私の記憶が正しければ、finalvent さんが「アルファブロガー」に選出される前から、このブログの存在は知っていたのである。色々なことをググっていると、時々「極東ブログ」って文字列に遭遇する。私よりもお年を召した方のようであるが、かなり守備範囲の広い方であると思う。
で、今回「アルファブロガー」を紹介するページを改めて見てみた。面白い文章を書く方は、世の中にたくさん居るのだなぁって思った。