見かけ年齢・実年齢

本日の退勤間際、残ったセンセ達と「試験問題作んなきゃねぇ…」とか「ワールドカップ、どこが優勝するだろうねぇ」とか「サッカーは野球と違ってつまらないわ。だって、どこが勝ってもバーゲンが無いんだもの」などと雑談していたトコロ、とある先輩のセンセが宣う。
「今日、俺失敗しちゃったわ。授業中、生徒が"先生、何歳ですか?"って聞いてきたので、まじめに答えちゃったよ。そうしたら"先生、若いんだー"っていわれちゃってさ…」


私も時々生徒に年齢を尋ねられる。基本的に正確な値にて回答を行うが、時間に余裕がある場合は「何歳に見える?」って逆に質問したこともある。
で、本年度、私は現在35歳なのであるが、今年もそれを真面目に答えてる。つい数日前にも質問があり、それに答えた。それに対して帰ってきた反応は「先生、若ーい」であった。
この数年間、上記の反応は細々と、しかし必ず存在している。

この反応を聞き、「それはどういう意味ですか?」って尋ねようかと思うこともあった。しかし、授業中に教員が「自分ネタ」で引っ張るのも大人気ない(?)気がするので、尋ねたことは無い。

尋ねたかったのは以下の質問。
「若いというのは、"実際の年齢に比較すると若く見える"ということ? それとも、"想像していた年齢よりも若かった、すなわち老けて見える"ということ?」


今までは「先生、若ーい」って言われたときは、「年齢に比較して若く見える」ってコトなのだろうと解釈していた。今日、先輩の話を聞き、今までの自分の解釈に自信を持った。
これが私の勘違いだったとしても、「自分は若く見えるんだ」って思っているほうが、精神衛生上は良いだろう。

これは日記なので、「自分ネタ」をいくら引っ張っても、誰にも文句は言われない。有り難いことである。
しかし、こんなコト書くってことは、自分が老いつつあるということを自覚しているという証でもあろう。

ここにあるのは2006年7月 1日 23:12の日記です。

ひとつ前の日記は「私立学校における「非正規雇用」」です。

次の日記は「[改訂版] 新しい歴史教科書」です。

最近の日記はこちらで見られます。過去に書かれたものはアーカイブで見られます。