気象庁は勇み足 エコノミストは暴走

今朝7時前の段階では、東京の今日の最高気温は16℃ということであった。

「それは本当ですか?」って思った私だった。「この寒さだと、マフラーせずには出勤できないなぁ」って雰囲気だったので、防寒対策を施して出勤した。
一応、公式的には8℃弱までは上昇した様子だが、このまま2月7日は終了する様子である。

最近、気象庁の予報は「調子に乗りすぎ」である気がする。具体的にいうならば、数値予報の後に、相当意図的にヒトの予想を混ぜ込んでいるのではないかという気がする日があるのだ。
今日なんかもそうだった。

まあ、そりゃあ「低気圧の入り方(日本への近寄り方)」によっては強烈に南風が吹く日があるかも知れないけれど、今朝7時の段階で「東京だけ最高気温が16℃」ってのは、にわかには信じられませんでしたねぇ。
大阪や仙台の予想最高気温が東京に近い値だったら、多少は信じたかも知れない。しかし、今朝の予報では東京の「16℃」だけ突出していた気がする。

まあ、「東京の最高気温が16℃」ってのが、「ヒトの予想入り」ではなく、「純粋な数値予報」だとしても、それはそれで問題でしょうけれどもね。
数時間後の気温が当てられないのに、100年後の気温が当てられるはずがない。
「2100年には、○○の気温が○℃上昇」というのは本当なのかい?


「省エネ」という「思想」はこのヒト社会に必須ではあろうが、以下の構図が気に食わない私だ。

・世間に出回っている割には科学的根拠が薄弱な「このまま行くと温暖化するよ」っていう脅迫観念
・「持続可能な発展 sustainable development」とは何なのか、存在しうるのか? その自然科学的議論の不在

・そんな状況下、各種営利企業がしきりに宣う「地球に優しい」というフレーズ
・そこに浮上してきた、謎の「京都議定書」に基づく「二酸化炭素排出権」という胡散臭いもの

・そこを何とか食い物にしようと画策する、「二酸化炭素排出権の取引」で儲けようとする虚業企業

なぁんて、無駄に電力消費しながら、思うところを披露してみました。

ここにあるのは2006年2月 7日 21:00の日記です。

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