この画像はDCCARDが送ってくる冊子GRANの広告である。この商品、あなたは欲しいですか?
私はこの冊子の広告を見て、非常に疑問を感じた。サーモグラフィーの部分だけ拡大してみよう。
サーモグラフィーという機器自体の存在は、世間の知るところとなった。しかし、ここが落とし穴なのである。
一見、上の3つの画像を見比べると「ふんふん、だんだん暖まっているのね」ってコトになる。しかし、私は気付いた。1と3の画像に「省エネデスクヒーター」らしき像が見えないのは良しとしよう。しかし、その機器を使用している最中のハズの2の画像、発熱している物体が見えないのである。そこから更に気付いたのだが、よくよく3つの画像を見比べると、バックグラウンド自体の色味が変化しているのである。
「科学的」な測定ならば、室温は常に一定に保たれるだろうから、背景の青色も同じ色になるはずである。しかし、上の画像は明らかにバックグラウンドの色が変化している。これは単純に椅子に座っただけのヒトの脚を撮影しただけであろう。そして、カメラの側で「感度」や「表示色の設定」をいじっただけである可能性がかなり高い。
チナミに遠赤外線応用研究会のサイトは相当に怪しいです。小泉純一郎とは違って「パッと見」だけで怪しさを放っている。
同じ商品を扱っているらしいのが二光の「デスクスパ」である。何でも、売れ筋商品No.1なのだそうで。
Webサイトのほうは後から発見したのだが、こちらのサーモグラフィー画像では、デスクスパ自体が発熱(赤外線放射)しているコトがわかる。二光のサイトだけを見ている分には、私は別にカラまない。買いたいヒトは買えば良かろう。
ここで言えるのは、「通販ってのは、常に"使用前・使用後"を疑ってかかれ」ってコトでしょうね。