丸眼鏡考察

私は普段使う眼鏡を数点持っているのだが、その中に「丸眼鏡」がある。
私の脳の中では「丸眼鏡」=「ジョン・レノン」なのだが、オシエゴどもに言わせると「ハリー・ポッター」になるらしい。
この丸眼鏡を使用してみて、気付いた難点が2つほど存在する。

1つめは「視野が狭い」事。2つめは「眼鏡店での調整が難しそう」である事。

視野が狭いため、この丸眼鏡あんまり普段は使用できないのですね。シゴト上では視点を左右に振る(生徒の顔を見る)事が多いのだが、丸眼鏡は私が持っている他の眼鏡と比べると、レンズの幅が狭いのです。そのため広い範囲を一度に見渡す事が難しく、馬鹿なネコの様に首を動かさなくてはならないのです。これが1つめの難点。

現在の眼鏡というのは最初にフレームが存在し、そこに嵌めるレンズに細工を施す事によって完成するわけです。ヒトの瞳孔間距離(瞳と瞳の間の距離)ってのは結構個人差があるようです。眼鏡を調整する上で、レンズの度数の次に重要な要素はこの「瞳孔間距離」であるようです。
昔の本当の丸眼鏡って云うのは、最初にレンズが存在し、次に使用者に合わせたフレームが作られたのではないかしら。そのことに気付いたのはこの丸眼鏡を使用し始めてからでした。現在は様々な形状の眼鏡が売られています。これはレンズの周囲を様々な形に削る技術があったからこそ可能になった事なのでしょう。技術が無い昔は「レンズ=円形」でしかなく、「眼鏡」は当然「丸眼鏡」だったわけです。
で、現在の丸眼鏡は最初にフレームが存在しますから、レンズの中心を適宜移動させる事によって、それぞれのヒトにあった眼鏡が完成するのでしょう。
で、もし眼鏡フレームが完全な円だと、レンズがくるくる回ってしまう可能性があるわけですね。私の使っている眼鏡はフレームは完全な円になっているワケではありませんでした。フレームが完全な円の場合、調整が甘かったりネジが緩んでいたりすると、レンズはくるくる回ってしまい、瞳孔間距離に合わせて調整された眼鏡が狂ってしまう可能性があるハズです。これは困りますね。

ここにあるのは2005年11月27日 21:00の日記です。

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