憲法改正について

私はここ数年思っていたのだ。現行の憲法第9条に反しているような状態を続けるのは良くないだろうと。厳密に言うと、中学校で公民を勉強した時から漠然と感じていた。
最高法規であるはずの憲法。それに対して、自衛隊という存在は違反していると思っていた。

私は自分の事を基本的にサヨク系の人間だと思うのだが、きれい事(戦力の不保持)だけでは国家というものは存続し得ないという事を、年齢を重ねるにつれて、徐々に知っていったように思う。
だからといって「自衛隊を解散しろ」とは言えないし、「米軍出て行け」とも言えない。もちろん「自衛隊増強だ!」とか「米軍駐留万歳!」と云うワケじゃない。結局、世の中はみな「なぁなぁ」であり、「なるようにしかならない」「なるようになっていく」のであろう。様々な意見の集合として。

自民党の作成した「新憲法草案」ってヤツは探せなかったが、「自衛軍を明記」ってのは良い事だと思う。実際にこのクニには「ジエイタイ」が存在しちゃっているのだから。最高法規がないがしろにされているってコトが、ここ数年釈然としなかったのですよ、私の中で。「自衛隊」は法律上も存在させ、その上で「どういった行動を許し、どういった行動を戒めるのか」を文章化したほうが良いと思う。ここ数年、様々な法改正の元、チマチマと海外派兵してきたけれど、自衛隊の海外派兵を認めちゃったほうが、スッキリして精神衛生上良い。

ただ、結局「軍部(自衛隊幹部)は暴走するのかなぁ」という漠然とした諦めも生まれるのでした。自衛隊員さんには死んで欲しくないね。というか、世界中、兵器で殺される人はいなくなって欲しい。
武器の製造がストップすれば、戦争も起こらないのであろうが、世の中にはいろんなマニア(兵器作成マニア・兵器使用マニア・殺戮マニア)がいるだろうし、金儲けや利権の収集に精を出す人々もいるだろうから、紛争は無くなりはしないのだろう。

特にまとまりも無いまま、私の所感は終了します。

で、今回面白いと思ったネタをひとつ。
自民党のトップページには「自民党は、音声読み上げソフト等に対応できるWebページづくりを目指しています。」って文字が書いてある。しかし、IE6.0を使う限り、この文字列や、その下に連なっている文字群を拡大するコトができないのだ。耳の不自由なヒトに対して優しくするのだったら、フォントサイズも可変にして、大きな文字でも表示できるようにすべきだろう。老眼のヒトに読ませたくない記事でも載っているのか?
この辺のセンスの無さが笑える。ノーマライゼーション(normalization)を目指すなら、トコトンやって欲しいところだ。

ここにあるのは2005年10月28日 21:00の日記です。

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