文化祭とホワイトバンド

職場での学園祭「薔薇祭」とりあえず終了。会計の締めとか、後かたづけが若干残ってはいるものの。

その学園祭では毎年テーマを設けている、一応。今年のテーマは「No Border No Line」であった。
学園祭のテーマってのは、存在意義があんまり無いと思ってる私である。基本的には「祭り」は「祭り」で良いと思っている。大学時代は学園祭の実行委員に名を連ねた私であるが、テーマってあんまり記憶にないのですなぁ。(ま、真面目に決めた記憶はあります。)
時々、他の中高校学園祭のパンフレットなんかを見たりするが、大仰なテーマが記されているワリに、中身をよく見ると食べ物を売ったり肝試しみたいなイロモノばかり目についたりするコトがある。

で、今年の薔薇祭ね。
何が一番良かったかって言うと、その文化祭を仕切る生徒たちが作成したパワーポイントのスライド。
自分の中学・高校生時代、「世の中には歴然とした貧富の差があるのだなぁ」というコトに気付き、愕然としたような記憶がある。それから20年くらい経過している今、「金持ちは何故に金(と扱われるシリコンやガラスなどの上の電磁気的情報?)を集めたがるのだろう?」という疑問に駆られる私である。それはさておき、スライドは良かった、ナレーションも。ここに採録できるわけでは無いのですけれど。
「ホワイトバンド」ってヤツがあるじゃないですか。ま、私はいつもココロにホワイトバンドを所有しているつもりなので、ホワイトバンドなんか買いません、付けません。絶対に募金はしない。ああ、しません。
しかし、「ホワイトバンド」っていう「かなり商業的な臭いが漂う物品」の存在がなければ、あのすばらしいスライドが完成しなかったのも事実であろう。その1点だけでも、ホワイトバンドの存在意義はあったと思います。少なくとも、本校生徒数百名には何らかの印象(恐ろしいまでの地球上の貧富の差が厳然と存在するという事実)が残ったんじゃ無いかな?
あの「ホワイトバンド」という名称のプラスチックで、誰がどれだけ儲けているかは知らない、知ろうとする気力もない老人の私である。

そして、
腰パンしている男子高校生の白いシャツから透けて見えるパンツの柄はあんまり見たくない。

ここにあるのは2005年9月18日 21:00の日記です。

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