自販機の反乱

ここ数日入り浸っている病院にある自動販売機。
jihan.jpg
最初にこの自動販売機を使ったとき、ビビッたことがありました。なんと、釣り銭が受け皿を飛び出して地面に落ちたのです。彼は10円玉でした。結構重いと思うのですが。
こういった「ユニバーサルデザイン」的な自動販売機、時々見ますよね。確かに車いすのヒトとか、子供とかには優しい構造になってますよね。ま、ガキってのは「高い位置にあるボタンが押せるようになるとうれしい」とか、「電車のつり革をつかめるようになって嬉しい」とか思いながら老化していく存在なので、恐らく適当にあしらっておけば良いのでしょう。車椅子使用者とか腰が劇的に曲がった老人とかキチンとコインをつかめないヒトなんかには、低い位置にある「コイン投入口・商品選択ボタン・釣り銭皿・商品取り出し口」はありがたいのかも知れません。しかし、腰が曲がった老人は自動販売機なんか嫌いかも知れないし、そんな上方にある商品は目に入らないのかも知れない。
病院内の自動販売機ですから、確かに車椅子で自動販売機を使うヒトは多いかも知れませんね。そして、その自販機のささやかな反逆(?)。相手が私だったのが残念かも知れない、彼(自販機)にとっては。
恐らく、そのようなコイン転落現象は数千回から数万回に一回くらいなのではなかろうかと思います。コインをポロポロ振り蒔く自動販売機なんか設計するヒト居ませんものねぇ。私はこの自動販売機でもう20本近くの飲料を購入しましたし、それ以上の枚数の釣り銭を受け取りましたが、落ちたコインはありませんでした。
思えば、珍しいものを見れて嬉しいような、無駄に運を使ったような...

ここにあるのは2005年8月26日 21:00の日記です。

ひとつ前の日記は「呼び捨てになってしまう犬たち」です。

次の日記は「「たしかな野党」?」です。

最近の日記はこちらで見られます。過去に書かれたものはアーカイブで見られます。