18日(続き)
そしてベルサイユ宮殿へ。有名である(らしい)「鏡の間」は補修中で一部分しか見れませんでした。私が何よりもビビったのはその庭園の馬鹿デカさでしたね。日本式の庭園って、池とか石とか木の配置によって何か?が表現されているような感じがあり、十把一絡げに扱われる存在ってのは「砂利や苔」みたいな小物って感じがあるのですが、ベルサイユでは「高さ数mもある立派な樹木」が「十把一絡げ」に扱われていました。別の言い方をするならば、木々は「その他大勢の仲間の木々と共に、遠景として存在させられている高さ数mの生け垣の一部」となっていました。何しろ、池もデカかった。で、昼食後はオルセー美術館へ向かいました。ミレーとかモネとかマネとかゴッホとか、美術の教科書で見たような有名どころの絵が並んでいて、お買い得感?が感じられる見学場所でした。その美術館で一番印象的だったのは男子用小便器の位置の高さでした。日本の由緒正しき(短足)老人なんかだったりすると、便器の下端に尿排出部が届かないんじゃないかしら?日本でも時々、高い位置にある男子用小便器(もちろん、女子用便器を見る機会は基本的に無いのだけれど)を見ることがあるが、それはある程度意図的にデザインされている気がする。それに対して、オルセーの小便器は「素」で高い位置にあったような気がするのだな。ま、日本人に限らず、短足なヒトは大便用の便器を使用すれば良いのでしょうけれどね。でもそれじゃあ悔しい気もしますわなぁ...