パリ旅行記-1-

2月17日から22日まで、修学旅行の引率でフランスはパリへ行ってきた。その間の出来事を。

17日
成田空港からシャルル・ド・ゴール空港へ12時間超のフライト。直行便ではあるのだが、何しろ長かった。使用したのは全日空NH205便。日本を正午前に出発し、時差で日本から8時間遅れのフランスに着くのは現地時刻の16時半頃だった。以前から私の中で懸案事項であった10年前に発行された未読書籍『ソフィーの世界』を機内へ持ち込んでみたのだった。あの本の作者はノルウェーの生まれだそうだが、その上空を飛んだわけですな。結局たいした量を読むことができなかったのでした。また、私が座ることになったのは窓際の席だったので、窓からの眺めを楽しみにしていた。チナミに私の隣の席はなぜか一般客2名(修学旅行生と一緒なんて可哀想)。太陽を追いかけて飛ぶ便なので、照明?的には問題無かったのだが、シベリアからヨーロッパ上空は雲が多めであり、ほとんど地上を望むことができなかった。飛行機がフランス上空へ入った頃、久しぶりに地上が目に入ってきた。まず思ったことは「畑がきれいな国だなぁ」ってコトでした。さすが農業と原子力の国である。広くて平らな緑の絨毯(おそらく麦が主だったのでしょう)が広がっていたのが印象的であった。飛行機は無事着陸して誘導路を走っているとき、白いものがチラチラ動いているのが目についた。さすがヨーロッパである。ムーミンに出てくる「ニョロニョロ」がたくさん生えて...いるワケがない。白いものはウサギのおしりであった。背中側は灰色に近いのだが、おしりやお腹、しっぽの裏側は白いのですねぇ。空港内でヒト以外の動物をあれほど大量に目撃したのは初めてでしたなぁ。そして、飛行機を出て最初に思ったのは「香水臭せぇー」ってコトであった。さすが「おフランス」である。空港からホテル(メルキュール・パリ・ポルト・ド・ベルサイユ・エクスポ)へ向けてクラス毎にバスで移動する途中、エッフェル塔が見えたときはちょっと感動した「写真と同じだ」って(アタリマエ)。その日は時差の影響もあまり感じず、軽い夕食を食した後に教員のミーティングを行い、眠りに就いたのでした。

18日
最初の見学地はモノプリ(MONOPRIX)というトコロでした。日本で近いキャラ?っていうとイトーヨーカドーかしら。なにしろ見学の都合上、最初の訪問地がスーパーマーケットなのでした。ま、あれはあれで面白かったですね。私自身も日本で買い物する場合はスーパーマーケット(最近はほとんど「いなげや」)が多いですし、庶民?の暮らしを見ることができますわな。とりあえずワインを買ってみようとしたのだが、どのワインが良いのやら?棚の前で悩んでいるところへフランス男性がツカツカと寄ってきて、棚から同じ白ワインを3本カートへ突っ込んだのでした。その男性が関わっている飲食店用の買い出しだったにしろ、彼の自家消費用だったにしろ、とりあえず同じワインを3本も買うということは、味とコストパフォーマンスのバランスが良い商品だろうと思ったのですね。私も同じワインを買ったのでした。モノプリは開店直後だったため、客が選んで棚から持っていった商品がすぐ分かる状況だったのは良かったですね。ポテトチップやその他のスナックについても、棚から若干目減りしている商品を選んで私のカゴに入れましたとさ。ポテトチップスは先日食べましたが、おいしかったデス。じゃ、その時のワインは何処で飲んだのかって?不思議ですねぇ。で、集合時刻になったのですが、生徒は集まりきれません。なにせ大半の生徒はレジで行列してたから。朝早くだったのでレジのねぇちゃんたちも頭数が揃っていなかったのでしょうね。とりあえず買い物は終了し、ベルサイユ宮殿へ移動しました。

ここにあるのは2005年2月27日 21:00の日記です。

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