2005年2月アーカイブ

私の出会った狂人達

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本日は高校入試であった。普段の通勤より早い時刻、授業が無いから生徒も通らない阿佐谷南3丁目を歩いていた。

ここ数日、その通学路では露出狂が出没するそうである。この寒い中ご苦労である。その苦労が偲ばれる。で、ふと思った。「女子校に勤務しなければ、そういった露出狂の方々に遭うことなんて殆ど無いだろうなぁ」って。
男である私は、男であろう露出狂を普通の町中で見たことは無いし。

私が直接見たことあるのは以下に述べるお三方。

その1
下校途中の生徒から「学校南側の路地に露出狂出現」との連絡を受け、もう1人のセンセイ(ハンドボール部顧問のSセンセ)と出陣。出現したという情報のあった路地を流して?いると、生徒達の背後へ自転車に乗った細身の兄ちゃん(20代後半?)が近づいていくトコロに遭遇。生徒達を先頭に兄ちゃんが続き、後ろに私ともう1人のセンセという隊列で数秒間歩く。おもむろに兄ちゃんが生徒達に声をかける。振り返り固まる生徒。兄ちゃんを捕まえにかかるSセンセ。
結局、彼は短いジョギングパンツの下から「わいせつ物」を露出していたようなのだな。そんなに暑い日では無かった記憶があるのだ、わざわざご苦労様。彼はSセンセにヘッドロックを掛けられて校舎内に引きずられて行きました。私は彼のチャリンコを押して運んであげました。その後、彼は無事警察の方々に遭遇することができましたとさ。
ところで、この日記を書いていて「公然わいせつ」とか「わいせつ物」の定義が気になったのでチョロッと調べてみたのだが、掠りはするものの「これがわいせつ物だ!」って定義は見事に見あたらなかった。「わいせつ物」ってのも定義が難しいモノのようである。

その2
下校途中の生徒から「学校東側の路地に停まっている車の中に変な人がいる」との連絡を受け、数名のセンセイと確認に出向いた。スーツを着た立派そうな、やはり20代(前半?)の兄ちゃんが運転席に座り、腿の上に書類を広げていた。営業途中であったらしく、白のライトバンに乗っていた。通りかかる生徒に道を尋ねる振りをして、書類の下に隠した「わいせつ物」を披露してくださっていたようだ。テクニシャンだねぇ… ○| ̄|_
常々私は胸ポケットにメモ用の紙とペンを常備しているので、車のナンバーはバッチリ控えたのでありました。その情報は警察に伝えておきましたとさ。何らかの連絡が行ったのかなぁ、彼の勤務先に。あるいは彼は今も都内のどこか、あのテクニックを駆使しているのだろうか…(何となく涙)

その3
例によって下校途中の生徒から「学校南側の路地に露出狂出現」との連絡。教頭と共に自転車で出撃。路地に餌食となる生徒はいなかったが、ベージュの麻のスーツを着た人物が居た。眼があった瞬間、彼は猛然とダッシュしていた。
何しろ恐るべきダッシュ力であった。私自身は並の30代男性よりは足が速いつもりなのであるが、その人物(やはり20代後半かなぁ?)は滅茶苦茶に足が速かった。とりあえず、私たちはチャリンコで追走した。そして数秒後、近くの都道4号線(青梅街道)へ差し掛かった我々は恐るべき光景を眼にしたのであった…
何と、彼は車が普通に往来する青梅街道(片側2~3車線の道路)を走って横断したのだ。我々は言葉を失った。車がびゅんびゅん通っている青梅街道を渡るなんてコト、私たちにはできなかった。結局そこから30m程離れたところにある横断歩道まで移動し、青信号を待った。足の速い彼が路地を曲がったところまでは見えていたので、そこに行ってみたところ、道は行き止まりとなっていた。近くにいた婦人や大工さんに尋ねると、「ものすごい勢いで走ってきた人が、住宅群の隙間を抜け、彼方へ走り去っていった」とのコトであった。
それ以来、私は「露出狂出現」の報を聞くと、徒歩で探索に向かうことにしている。チャリンコは小回りがきかないんだよね。ま、私自身は車道を走って横断しようとは思わないけれど。
でも、たとえ足の速さにある程度自信がある私でも、自分の行為(ブツ露出)でアドレナリン分泌(ある意味ドーピング?)中の彼らには敵わないのかも知れませんねぇ。

デジカメに必要な性能って?

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デジカメってどれくらいの画素数が必要なのでしょうか?あるいはRAWの書き出し機能とか。

私の初めて買ったデジカメは「DiMAGE X」ってモデルなのですな。私が知る限りは最初のインナーズームってヤツです。デジカメに限らず、ズームに伴ってレンズが出たり引っ込んだりするカメラ、嫌いなんです。あの動きってウザいと思う私なのです。擬音ならば「きゅいーん」って感じでしょうか?モチロン、最近のカメラは良くできていますから大きな音が出るわけではないけれど、「働いているんですー」って主張する感じが嫌いなのだ。
で、フラットボディ内で光学ズーム機能が実現されたという DiMAGE X 、その雑誌広告を見た瞬間「買いだ!」と思いましたね。ほとんど値引きもない頃に新宿のヨドバシカメラで購入した記憶があります。約3年前の話ですね。

その後、DiMAGE X シリーズは代替わりを重ね、現在は500万画素(5メガピクセル)モデルになっているのですね。私の持っている初代は約2メガピクセル(1600×1200)しかないので買い換えも検討したりしたこともある。しかし、冷静に考えてみれば一般的な写真サイズ(L版)に印刷したり、webで使用したりする分には十分なスペックなのですな。

また、最近は「RAW形式で保存して自分で現像」みたいなデジカメがあるらしく、それも若干に気になっている私なのであります。しかし、冷静に考えてみれば、私は「露出」というモノすらあまり気にしているわけではありません。そんな私だから、カメラにデフォルトで存在するjpegエンジンに依存している現況でも全然構わない気がするのですわ。多分何処のメーカーのデジカメでも、ましてや元銀塩カメラメーカーであればそれなりに練ってあるはずだと思うのですよね、jpeg作成エンジン。下手に私が現像しなくたって、今のカメラは綺麗にjpeg画像を保存してくれている気がしますし。

The World Wide Web Consortium

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私もそろそろ体裁というモノを気にする年頃になった。なので「W3Cの勧告」ってヤツに従おうとして、はや数ヶ月…

(2006年4月記す:今はmovabletypeに頼っているので、何とかなっているのかも知れません。よく分かりませんが。)

旅立ちの日に

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本日から4泊6日で修学旅行引率なのでした。行き先はフランスのパリであります。
3年前にやはり高校2年の担任をしていたときも、修学旅行では同じ行き先を予定していたのですが、9/11の同時多発テロの直後だったため国内旅行に変更になったのです。
では、そろそろ家を出発しますかね。

パリ旅行記-1-

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2月17日から22日まで、修学旅行の引率でフランスはパリへ行ってきた。その間の出来事を。

17日
成田空港からシャルル・ド・ゴール空港へ12時間超のフライト。直行便ではあるのだが、何しろ長かった。使用したのは全日空NH205便。日本を正午前に出発し、時差で日本から8時間遅れのフランスに着くのは現地時刻の16時半頃だった。以前から私の中で懸案事項であった10年前に発行された未読書籍『ソフィーの世界』を機内へ持ち込んでみたのだった。あの本の作者はノルウェーの生まれだそうだが、その上空を飛んだわけですな。結局たいした量を読むことができなかったのでした。また、私が座ることになったのは窓際の席だったので、窓からの眺めを楽しみにしていた。チナミに私の隣の席はなぜか一般客2名(修学旅行生と一緒なんて可哀想)。太陽を追いかけて飛ぶ便なので、照明?的には問題無かったのだが、シベリアからヨーロッパ上空は雲が多めであり、ほとんど地上を望むことができなかった。飛行機がフランス上空へ入った頃、久しぶりに地上が目に入ってきた。まず思ったことは「畑がきれいな国だなぁ」ってコトでした。さすが農業と原子力の国である。広くて平らな緑の絨毯(おそらく麦が主だったのでしょう)が広がっていたのが印象的であった。飛行機は無事着陸して誘導路を走っているとき、白いものがチラチラ動いているのが目についた。さすがヨーロッパである。ムーミンに出てくる「ニョロニョロ」がたくさん生えて...いるワケがない。白いものはウサギのおしりであった。背中側は灰色に近いのだが、おしりやお腹、しっぽの裏側は白いのですねぇ。空港内でヒト以外の動物をあれほど大量に目撃したのは初めてでしたなぁ。そして、飛行機を出て最初に思ったのは「香水臭せぇー」ってコトであった。さすが「おフランス」である。空港からホテル(メルキュール・パリ・ポルト・ド・ベルサイユ・エクスポ)へ向けてクラス毎にバスで移動する途中、エッフェル塔が見えたときはちょっと感動した「写真と同じだ」って(アタリマエ)。その日は時差の影響もあまり感じず、軽い夕食を食した後に教員のミーティングを行い、眠りに就いたのでした。

18日
最初の見学地はモノプリ(MONOPRIX)というトコロでした。日本で近いキャラ?っていうとイトーヨーカドーかしら。なにしろ見学の都合上、最初の訪問地がスーパーマーケットなのでした。ま、あれはあれで面白かったですね。私自身も日本で買い物する場合はスーパーマーケット(最近はほとんど「いなげや」)が多いですし、庶民?の暮らしを見ることができますわな。とりあえずワインを買ってみようとしたのだが、どのワインが良いのやら?棚の前で悩んでいるところへフランス男性がツカツカと寄ってきて、棚から同じ白ワインを3本カートへ突っ込んだのでした。その男性が関わっている飲食店用の買い出しだったにしろ、彼の自家消費用だったにしろ、とりあえず同じワインを3本も買うということは、味とコストパフォーマンスのバランスが良い商品だろうと思ったのですね。私も同じワインを買ったのでした。モノプリは開店直後だったため、客が選んで棚から持っていった商品がすぐ分かる状況だったのは良かったですね。ポテトチップやその他のスナックについても、棚から若干目減りしている商品を選んで私のカゴに入れましたとさ。ポテトチップスは先日食べましたが、おいしかったデス。じゃ、その時のワインは何処で飲んだのかって?不思議ですねぇ。で、集合時刻になったのですが、生徒は集まりきれません。なにせ大半の生徒はレジで行列してたから。朝早くだったのでレジのねぇちゃんたちも頭数が揃っていなかったのでしょうね。とりあえず買い物は終了し、ベルサイユ宮殿へ移動しました。

ここにあるのは2005年2月に書かれた日記です。

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