虹は雨が上がった後、ひょっこり現れて皆を元気にしてくれます。 良く日本では虹は「七色」であると言われますが、あなたは七つの色を数えられますか? 冷静な目で観察するならば、実際の虹には色の境目は存在しません。人間側で勝手に色を区分けしているに過ぎないのです。そういった意味で、私たちヒトは虹と同じなのではないでしょうか。 あまり深く考えないヒトならば、自分たち人間の間に線を引くことはできるのかも知れません。例えば「正義の味方」と「テロリスト」という風に。 しかし、それは本当なのでしょうか?どうやって線を引くのでしょう?単なる主観ではありませんか?他人との間に線を引き、その内側で群れて安心するのも楽でしょう。しかし、それは空しいことではありませんか?
ヒト一人ひとりの個性を認め合い、無限に存在するそれらの色を集めて、未来へと続く美しい虹を作ろうではありませんか。そう、この私たちの薔薇祭から。
勤め先の文化祭のために考えた文章である。ま、ボツになるかも知れないから、ここに載せておこう。