20年以上ハタライている、正確には22回目の春を迎えたチャリンコ、宮田自転車の「カリフォルニアロード(California Road)」の前タイヤを交換した。
これで、このチャリンコのタイヤ付近のゴム系部品は一通り交換したことになる。前車輪チューブ→後車輪チューブ→後車輪タイヤ、そして、今回の前車輪タイヤ本体である。
チューブに小さな穴が空いたときはコツコツと「パンク修理セット」で直してきたし、彼は昔気質な「イギリス式バルブ」を所有しているので、「虫ゴム」を相当数交換しながら、やっとここ?まで来たのですヨ。
数年前、前のチューブを交換せざるを得なくなったときなんか、チューブ自体が完全に縦に裂けてましたものね。ソフトボール部の練習試合に向かう途中で突如パンクした記憶がありますなぁ。
このチャリンコ、結構鍵をかけずに放置したままであるコトも多いのだけれど、全然盗まれたことが無いのですね。ま、別に盗んで欲しいわけでも無いけれど。
無くなっちゃったら無くなっちゃったで通勤用の新しいチャリンコを買いたい気がするのだが、私の目の前から無くなる気配は無い。そりゃそうさ、無くなるときは突然無くなるものだから。
職場のセンセ方なんかと阿佐ヶ谷駅付近で酔っぱらい、その勢いで牛めしなどを無茶食いした翌日なんかでも、ちゃんと住みかの横に鎮座している。ま、それは私が乗るか引っ張るかして、朦朧としながらも何とか小屋へ帰り着いているからだけれどもね。
ハナシは変わるが、私はあるときから「荷物は1つにまとめる」という技を身につけたな。2つ荷物を持ったまま電車に乗ったりすると、酔っぱらっていなくても忘れる場合がある、読書なんかしていたりするとね。ましてや、酔っぱらっていたらば「僕はこの荷物を無くしてみせます!」って公言しているようなものだ(誰に?)。
で、そのカリフォルニアロード。元々は前3段ギア、後ろ6段ギアの18段変速なのですな。しかしながら、すでに3年前のコトであるがシフトレバーが破損し、前3段は任意の1段に固定せざるを得なくなっている。そんなわけで、昨年にはフロントディレイラー(変速機)も捨て去った。
最近生まれつつあるチャリンコは前3段、後ろ9~10段もあったりするからねぇ。で、そのカリフォルニアロード、楕円形の前ギアを持つタイプなのですな。「スーパーペースギア」って名前らしいさ。現在のチャリンコ界の流れは、ペダルの「ケイデンス(cadence:回転数)」重視らしく、あんな変な形の前ギア(トルクを重視した設計らしい)は20年くらい前以来見てねぇっス。
で、実はわたくすぃロードレーサーも一昨年くらい前に購入したのでありますが、泥よけが無いから使っていないんス。ってか、その辺に置いておいて盗まれるのが怖いのだ。
そんなわけで、今は亡き婆さん鈴子に中学進学祝いとして買って貰ったチャリンコ、今日も地球を走るのさ。この東京の空の下「California Road」っちゅー不思議な名前の自転車が。