若かりし日の

まだ、選挙権を持っているだけ良いというハナシをご存じか?
このクニには税金を払っているのに、参政権を認められていないヒトが居るのさ。このクニで働いていながら、「日本国籍」ってヤツを持っていないヒトたちね。

『GO』先ほど読み終えた。“ナオキショー”とやらを獲得したらしい小説ですわな。最初はレンタルDVDで見たのですね、1年近く前。オシエゴの薦めもあったし、スキンヘッドの兄ちゃん“クボヅカヨースケ”にも興味があったし。で、今回文庫化された本を実家で見つけたので借りてきた、読んでみた。また泣いた。

以下の話をもって、書こうと思いながら書いていなかったハナシは尽きますね。

「バカチョン(カメラ)」って意味、私は高校になるまで知りませんでした。googleで、“バカチョン 意味”を日本語のページから検索してみた。2003年7月25日現在、787件とのコト。多いのか、少ないのか、解らん。

部活動が終わり、帰宅途上の山手線内でセリザワは喋っていた、「チョンはさー、云々かんぬんなんだよねー、アハハ。」と。私は何となく彼が「チョンチョン」言っているのに気づいてはいたものの、具体的にはその「チョン」というものが何者なのか解っていなかった。そして、沈黙を良しとしていた若かりし頃の私は、彼の話を聞きながら曖昧に笑っていた記憶がある。池袋駅に近づき、もうすぐドアも開こうかとしたとき、ひとりの兄さんが絡んできたのだった。

結果的に、私は逃げ遅れた。というか、逃げる必要を感じなかった、僕は何も悪いことをしていない(と思っていた)から。絡んできた兄さんに求められるまま、池袋駅構内で土下座されられたのだった。周りの友人は逃げちゃったから。OGの南海センパイはずっと横にいてくれた。彼女は兄さんに対して怒っていた。「土下座までさせる必要ないのにー」と。

ってコトで、これが私における民族という概念との「遭遇コトハジメ」なのですな。
あの出来事が無ければ、今の私はない。

ここにあるのは2003年7月25日 21:00の日記です。

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