春分の日(Vernal Equinox Day) を過ぎた。地学(天文学)的には「太陽が春分点を通過した日を過ぎた」というトコロか。今年の春は暖かい。
「暑さ寒さも彼岸まで」という諺があるが、その英訳を今日知った。Neither heat nor cold lasts beyond the equinox. だってさ。このコトワザは誰が言い出したのかと疑問に思い、少しネット上を漁ってみたが、分からなかった。日本(京都か江戸?)あたりで使用され始めたのだとしたら、そんな例文が『研究社英和中辞典』に載っている時点で、日本における英語って学問の閉塞状況を示しているのではないかと思った。このクニの英語教育が「無闇矢鱈に英語化したニホンゴを覚えさせようとする机上の学問」であることを示す好材料となろうて。
じゃ、何で equinox なんて単語を知っているのかといえば、それは今は亡きL⇔Rの歌の題名にあったからだったする。で、暦の上でも新年を迎えたわけだし、焼酎を「お湯割り」から「ロック」にしよっかな、と冷凍庫を覗いたところ、数ヶ月放っておいた氷が昇華し、見事な自形の結晶が冷凍庫内の氷ストッカー近辺で形成されていた。結晶って美しいですよね、少なくとも「Neither heat nor …」って文字列よりは格段に。