山下達郎ってヒト、割と好きです。
自分で発見して好きになった歌手・演奏家って言うと、L⇔Rとゴンチチくらいしか思いつかない。後は「巷でウワサ」のCDを買ってみたというパターンだ。ヤマタツってのは、昔から耳にしていたが、私の心に刺さったのは「さよなら夏の日(by最初の教育実習でお世話になった中村享史(たかし)センセのカラオケat渋谷のカラオケボックス、その日は最初の教育実習の最終日)」であった。で、その後愛聴。
山下達郎ってヒトのクサいラブソングはそれなりに良いですが、私の人生とはあんまり関係ないッス、ホントに。私が好きなのは「オヤジというほどには歳をとっていないヒトの心象」を描いた胡散臭い歌たちです。新しめでは「セールスマンズ・ロンリネス」など。
私が一番好きなのは「蒼氓」って歌です。東ミキヒトが出てたジャックスカードのCMのBGMで流れていたヤツ。本当に悲しいヒトは涙など流さず、「悲しい」という感情も持たないのかも知れません。そんな意味ではヌルい楽曲ですけど。
大体、音楽ってもの自体が人生の余興的な存在であると思います。山下達郎というヒトは、そんなコトは承知の上で「こうなったら歌を通して自己主張してやろう(生き続ける意味を探そう)」と、彼流のサッパリとしたメロディーと特徴的な歌声を発しているのでありましょう。