私は、軽度の「2型3色覚」に分類されます。おおよそ、石原忍様のおかげです。
古い言い方では、「第2色弱」とか「緑色弱」と表現されます。「中波長感受性錐体」、旧称「緑錐体」の電磁波(可視光)に対する感受性のピークが、世の中の9割のヒトと比較すると、若干長波長側(赤側)にシフトしているらしいです。
昨日の話です。
私は高校1年生に対して、1年間をかけて、「情報A」っていう「何か」を伝達してるのです。かなり自己中心的に。で、「パソコンは1677万色出せるが…云々」を喋っていて、説明の際に WEBセーフカラー216色-WEBカラーリファレンス を用いたのですね。
で、私は"#333300"を"濃い緑"と認識したのです。「濃い緑が…」って喋っていたのですが、よくよくカラーコードを見てみると、赤と緑が混ざった光だから、緑はあまり感じないハズなのですね。生徒の一人が「茶色じゃ?」と言ったので、私は「あぁ、そうか、暗い黄色か」と思ったのでした。
おそらく、私の今回の誤認識(?)には、画面のような「色の並び順」が関係しているのだと思います。
私の脳は、自動的に緑成分の補正をかけてしまい、見えない緑色を見いだしたようです。
また、"#333333"は青成分を感じます。ま、これはグラフィックボードやモニタの特性もあるのかも知れませんが。
「(古い名前で)緑色弱」というと、「緑を感じづらい」と思われがちです。しかし、私は緑は緑として認識しています。まあ、緑成分を見逃す場合も多々あるのは確かです。しかしまた、今回示したように、存在していないハズ(なのかな?)の緑成分を見いだしてしまう場合もあったりします。その点は、たぶん理解されづらいのだろうと思いますね。ま、理解されなくても、たいした不都合はありませんが。
"#330033"は、第一印象では濃い青に見えますが、カラーコードを見ると、紫なのでしょう。以前に三楽病院の色覚外来に行った際、12色の色鉛筆の色名を答えるテスト(?)も行ったのですが、その際、「紫」を「藍(濃い青)」と認識したこと、改めて思い出しました。
私は紫色の中に存在している赤成分を見落としてしまうこともあるようです。