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三楽病院・色覚外来レポート

2006/9/15 上梓

 

 7月下旬のある午後、東京はお茶の水にある三楽病院の眼科にて「色覚外来」を受診しました。

 「色覚外来」は2006年現在、木・金曜の午後に行われている様子です。事前に電話で「色覚外来を受診したいのですけれど」と伝えたところ、受診可能な日時がいくつか示されました。7月末や、8月半ばなど、予約可能な日や時間は飛び飛びでした。色覚外来は毎週行っているというワケでは無いのでしょう。先生が休みのこともあれば、出張の場合もあるのではないかと思われます。

 三楽病院はJR御茶ノ水駅改札を出て、数分歩けば到着します。
 今回、私は「初診」のつもりで病院へ向かいました。しかし、受付ロビーのソファーに座っていると、どうも既視感に囚われるのです。また、水色を基調とした診察券が渡されたのですが、それも以前に見た気がするのでした。
 今回新たに診察券を作成しましたが、帰宅後確認したところ、以前作った診察券がバッチリありました。「デジャヴュ」などではなく、単純に病院にかかったのが2度目(あるいはそれ以上?)だったのです。前回は何のために三楽病院を訪れたのか、全然記憶に無いのです。困ったものです。

 電話では「診察の10分前に総合受付に来てください」とのことでした。指定の時間にはきっちり受付に着いていたのですが、そこで待たされる時間が若干長く、眼科外来窓口へ到着したのは予約時間を数分過ぎていました。窓口にカルテを提出し、しばらくすると問診票が渡されました。受診理由欄には「ぱすてるのカラーモニターとして活動するため」と記しました。

 検査は以下のものを行いました、ってか、行ってもらいました。右側は私の結果です。
石原色覚異常検査表 21表中 誤読10表
SPP 標準色覚検査表 (第1部) 先天異常用 第2異常
パネル D-15 no error →パス
アノマロスコープ 2型3色覚
・ランタンテスト 誤数 2/9 (→ボーダーライン,パス)

 「石原色覚異常検査表」と「パネル D-15」は、以前に使ったことがありました。それ以外の検査は今回初めて受けました。アノマロスコープについては、アルジャーノンさんから色々教えてもらっていましたので、「これがそのアノマロスコープかー」と思いました。ランタンテストは名前だけ知っていましたが、どんなものか全然分かりませんでした。先生の「折角だから、ランタンテストもやってみますかねぇ?」って発言の後の検査でした。口調から察するに、最初はこのテストを実施するつもりは無かったみたいです。
 ランタンテストってのは、光源の前に設置されている、ランダムに変化する2つの小さい(多分、直径数mm)フィルターの色を答えるというテストでした。主に交通関係のシゴトに従事する場合の検査に使用されるらしいです。使われる色は緑・黄・赤で、フィルターは縦に並んでいました。ほんの数秒の間(先生には「2秒」と言われた気がする)に数メートル先の2つのフィルターの色を答えるのです、結構焦らされました。それが20回程度繰り返されるという試験でした(10回だったかも…)。機械自体が若干ボロだったため、同じ色でも光度が異なって見えることがあったような気がします。というか、私の脳は光度情報も参考にしながら、フィルターの色名を答えていたのでありましょう。試験は2セット行われ、最初の試験は「ボーダーライン上」、2回目の試験は「パス」だったそうです。

 結論から言うと、私の色覚異常はかなり軽度なのだそうです。緑錐体の感度が、世の中の大多数とは若干異なっていると云うコトですね。でも、何しろ「こっち側」であるコトに変わりは無いわけです。
 テスト後、先生から「以前は色覚異常だと、小学校の教員には採用されなかったと思う。数年前に"色覚異常でも(東京都で?)小学校教員として採用されるようになった"という新聞記事を見た気がするから」という話を聞きました。その先生も「こっち側」にいらっしゃるのだそうで、「アナタならほとんど不便は感じないでしょう」と言われました。確かにあんまり不便は感じません。

 受付から1時間30分ほどかかり、検査は終了しました。検査の診察料は3割負担で2000円以下だったように記憶していますが、定かではありません。何しろ5000円は超えていなかったハズです。
 色覚の検査ってのは、時間がかかる割に儲からない診察なのだそうです。これはぱすてるの記事を見て知りました。先生は色覚検査に慣れていらっしゃるようで(アタリマエだ)、最初は若干事務的な気がしましたが、全般的には感じの良い方でした。

 ってコトで、このレポート、私の執筆欲を満足させる為に作成しました。これから「色覚外来」を受診される方などの参考になれば幸いです。

 


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