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落合太郎氏へのメール

2012/2/9 上梓

九州産業大学芸術学部デザイン学科
落合太郎様

突然メールを送りつける無礼をお許しください。

今年に入ってから、落合先生の考案した「赤信号に模様が浮き出る LED信号」についてのニュースを拝見するようになりました。
当方、そのような有意義な研究を、寡聞にして存じ上げませんでした。

私自身も「色覚異常」に分類される人間です。
色覚異常者に対する配慮は、とても重要だと考えています。勝手ながら、落合先生には今後も研究と啓蒙活動をお願いしたいと考えております。

ところで、今回の研究内容について、私は不安を感じております。
それは「落合先生の開発した信号が、日本中に設置された際」に起こることについてです。

将来、日本のほとんどの赤信号が「色覚異常者には×が見える」ようになり、現行の「模様のない赤信号」が少数となった状況を想像していただきたいのです。

そのような状況下、特に夜間に於いては、色覚異常者は「赤か黄色か判然としない場合、『×』が見えたら止まろう」という認識を持つだろうことは、容易に予想できます。
そして、「(数が少ない)模様なしの赤信号」に減速しないまま突入するという、「色覚異常者による事故」が増加することでしょう。

そのような状況を回避する方法として、私が思いつくのは「黄信号に模様を入れる」というものです。

色覚異常者にとっては、「青ではない、模様の無い信号」が「赤信号」であるという状況が、より望ましい環境だろうと考えます。 現行型から「新型(色覚配慮型)」への移行もスムーズに進むと思われます。

黄信号に模様を入れることについて、ご検討いただけたら幸いです。
突然のメール、失礼いたしました。

追伸
私は「単灯式で明滅する信号」の改善も願っています。
「一時停止(赤点滅)」と「徐行(黄点滅)」の明滅パターンを変えることこそ、真の「ユニバーサルデザイン」なのだろうと考えています。
(詳細は http://www.ariori.com/khroma/20060710.html に記してあります。ご覧いただけたならば幸いです。)

 


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